グローバル・スタンダード

グローバル・スタンダード

世界標準のことをグローバル・スタンダードとも言います。技術分野における国際工業規格や国際会計基準など、準拠すべき枠組みとして国際的に一定の拘束力を持つ標準、規格、規則を示すことばですが、昨今では文化的部分にも使用されたりしています。グローバル・スタンダードは、もともと国際標準から派生して生まれた言葉で、比喩的な表現でした。日本で多用されるようになったのは1997年以降であり、日本国外ではあまり使用されない和製英語といわれている。前述したように、みずほ総合研究所は「グローバル・スタンダードという言葉は、国際標準に類似した概念を、工業規格・会計基準などにとどまらず、企業活動・メネジメント手法・経済システムなどにまで対象を拡張させて使用されている。注意する必要があるのは、経営手法・経済システムに市場占有率などなく、国際的な取り決めによる一定の標準・ルールがあるわけではない」と指摘していますが、全体的な世界基準を示す言葉として使用されています。

やっかいなのは2022年11月15日から18日にかけてフランスのベルサイユにて開催された第27回国際度量衡総会(CGPM)にて、SI接頭語の追加が決定されました。k(キロ)、M(メガ)、G(ギガ)、m(ミリ)、µ(マイクロ)、n(ナノ)など、大きな量あるいは小さな量を端的に記述するために、10のべき乗を表し、SI単位と共に用いられるものをSI接頭語と呼びます。 これまでは、1024から10-24の範囲で定められていましたが、1030、1027、10-27、10-30を表すSI接頭語である、Q(クエタ)、R(ロナ)、r(ロント)、q(クエクト)を新たに追加することが決定されました。昨今のデジタル情報量の急激な増加を背景に、1991年以来、31年ぶりにSI接頭語の範囲が拡張とのことです。

もうええ。キロ、ヤード、ポンド、ガロンなどなど、なぜ統一できないのだろう。笑