モロッコ王国

モロッコ王国

モロッコは、北アフリカに位置し、アルジェリアや西サハラと国境を接している国です。そして、ジブラルタル海峡を挟んでスペインとも向かい合っているため、ヨーロッパとアラブの文化が融合した独特の雰囲気が漂っています。また、モロッコ、アルジェリア、チュニジアの3か国は「マグレブ」と呼ばれ、「日の没する大地」を意味しこの地域の最西端に位置するのがモロッコです。まさに、日本が「日出づる国」として知られるのと対照的ですよね。

モロッコは、先住民であるベルベル人の文化に加え、アラブ文化、そして1912年から1956年までスペインとフランスの支配下にあったため、ヨーロッパ文化も色濃く残っています。特に、中央部を走るアトラス山脈や南部に広がるサハラ砂漠、そして都市ごとに全く異なる雰囲気を持つ点が、モロッコの大きな魅力の一つです。

また、西は大西洋、北は地中海に面しており、ジブラルタル海峡を渡ればすぐにスペイン!このロケーションのおかげで、モロッコにはヨーロッパとアラブの両方のエキゾチックな魅力が詰まっています。特に「青の街」シャウエンは有名で、青色が街を覆っている理由については、ユダヤ人が神聖な色として街を青に染めたという説、虫よけや見た目の涼しさのためなど諸説があります。

訪れる街ごとに異なる色彩や雰囲気が楽しめるモロッコは、「フォトジェニックな風景」が広がっていて、SNS映えも間違いありません!さらに、モロッコの人々はとても親日的で、街を歩いていると、現地の方々が知っている日本語で話しかけてくれることも。子どもたちの人懐っこい笑顔にも癒されるはずです。

実は、最近はメディアに取り上げられることが増えたモロッコですが、少し前までは観光客がほとんど訪れず、ガイドブックにも載らない場所が多かったんです。かつてはイスラムの聖域として異教徒の立ち入りが禁止されていた時期もありました。

モロッコの南部に広がるサハラ砂漠は、なんとアフリカ大陸の約3分の1、アメリカ合衆国とほぼ同じ面積を誇る広大な砂漠で、モロッコ全体の約6割を占めているそうです。

モロッコに訪れた際は、ぜひリヤドに泊まってみてくださいね。リヤドとは、昔の裕福な家庭が住んでいた邸宅を改装したプチホテルのこと。モロッコらしい異国情緒あふれる雰囲気が楽しめるので、女子旅にもピッタリです。

そして、モロッコの旧市街は「世界一迷子になる」とも言われていて、過去にイスラム王朝が外敵からの侵入を防ぐため、わざと複雑にした街並みが広がっています。細い道を歩いていると、染物を運ぶロバに何度も出会うことも。旧市街特有の風景で、まるで過去にタイムスリップしたかのような不思議な感覚を味わえます。

モロッコは見る場所ごとに全く違った魅力があるので、訪れるたびに新しい発見ができる素敵な国です。